解説

意識したい立ち回りの基本③


その2のつづき
その1はこちら。

⑤復帰ルートを増やす

アドバイスには必ずと言っていいほど出てくるワード。それだけ重要。
ただ、簡単に言ってくれるけど復帰ルートはキャラの練度に割と直結する。VIP入れればいいやっていう浅い使い込みだと、変に考えすぎて逆に隙だらけ晒すこともままある。

今回は、全キャラ共通で復帰の際に意識しておきたい事項を2点紹介します。
キャラ個別の注意事項は、個別解説で紹介できれば。


1)移動回避での復帰を選択肢にもつ
全キャラが使える復帰方法。これだけで復帰の選択肢がひとつ増える。
もちろん読まれると手痛いお仕置きをうけるため、多用は厳禁ですが、素早く崖を捕まりに行けるため身構えられていなければ狩られにくい。

有用なのは、下から復帰すると見せかけてジャンプと移動回避で上からさっさと崖を捕まりに行くルート。VIP手前は、こちらのルートを確認せず盲目的に崖下に飛び降りて復帰阻止に来る人が大勢います。スカしてやりましょう。

キャラによって回避距離の差はあれど、狙いたいタイミングなどはそう変わらないのでどのキャラ使っても練度が上がる、つまり地力がつきます。
多キャラ攻略する上で地力は非常に大事、ぜひ習得しましょう。


2)最短ルートでの復帰は警戒されやすい
外に出されるとつい焦って最短ルート、最速で復帰しようとしてしまいがちです。
ただ、相手からすると最も想定しやすい復帰ルートが最短距離、最速タイミングでの復帰です。相手は、そのルート上に技を置くか、崖上で技を合わせるだけで狩れてしまします。

相手の復帰阻止の準備ができてなさそうだったら最短で復帰するのが安全です。さっさと崖に捕まりましょう。
注意すべきなのは、相手が復帰阻止の体勢が整っている状態での復帰時です。

相手が復帰阻止に来た場合は、限界まで下に潜ってから復帰する。崖上で待機している場合は、復帰技のタイミングを遅らせるなど。このあたりが簡単で使える手段ですが、どうしてもキャラの復帰性能に依存するので、やはりある程度のキャラ理解度は求められてきます。

ちなみに、最短ルート以外では復帰できそうにない時も当然あります。そういう時は神に祈りましょう。

⑥ターン制であることを意識する

コンボが繋がってるわけでもないのに、あれよあれよと攻撃を受けて一気にダメージを稼がれた経験、誰にでもあると思います。
その一連の流れが「ターン」です。「攻めの継続」とか呼ばれたりもします。
崖展開や着地狩りの展開をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

攻めている時は、いかに自分のターンを継続できるかを意識すると良いのですが、結構難しいです。具体的に何をすればいいのか分かりにくいから。
なので、強く意識して欲しいのはいかに相手のターンを早く終わらせるかです。

相手のターンを終わらせる上でやってはいけないことは2点

1)安易な暴れ
劣勢な状況で攻めに転じようにも、取れる選択には限りがあります。相手からするとこんなに狩りやすいこともありません。
相手のターン中は距離を取ってイーブンな状況に戻すことに注力しましょう。暴れて強引に状況を好転させる場合は、相応の覚悟を持って確実に通してください。


2)安易な移動回避
相手に浮かされたとき、移動回避をしてしまいがちですが、
移動回避は全体フレームと着地隙がかなりあります。一度攻撃をスカせたとしても、機動力のある相手なら移動先に攻撃が間に合ってしまいます。元も子もない。

おすすめは、移動しない空中回避。着地隙が移動回避とは全然違います。
急降下中に出せると無敵時間中に移動(落下)出来る距離が伸びるのでなお良しです。
移動回避を使用する場合は、外に出て崖を捕まりに行きましょう。崖狩りの展開に移行してしまいますが、着地隙狩られて重たい一撃をもらうよりましです。


どうやったら相手のターンを終了できるかは、相手にもよるので本当にケースバイケースですが、「今これ相手のターンだ!」と認識するだけで、無茶な行動を控えるようになるので立ち回りがだいぶ変わってくると思います。