私的VIPランク:普通 (45/82位)
マリオから機動力を削ってパワーに上乗せしたキャラ。削られたものはあまりにも大きいがその分パワーは重量級。なんなら技のフレーム関係は全キャラトップクラスのマリオから変わっていないのでそれ以上の攻撃力を有しているとも言えます。ただし弱点も目白押し。やはり技のリーチの短さが致命的にキツく機動力の低さと相まって相手に近づくだけでも大変。そして復帰力の無さが尋常じゃなく、外でちょっとでも小突かれようものなら即終了です。パワーキャラはVIP易と相場は決まっていますが、こいつをVIP易と感じるかどうかはプレイヤースキルに依存すると思います。私は割と苦戦した。
<技解説>
個人的な重要度を「★」で5段階評価
【弱】★★
(発生 2F ダメージ 3.4 + 2.1 + 5.6)
リーチは短いが発生2Fは強い。密着状態での咄嗟の暴れにどうぞ。
【横強】★★★
(発生 5F ダメージ 12.7)
ドクマリの中ではリーチ長めな地上技。リターンが高い訳ではないが前隙も後隙も短いのでシンプルに前方向に攻撃したい時に使いやすい技。
【上強】★★
(発生 5F ダメージ 8.8)
単発としては威力が低いが空上等に繋がるのでリターンは高め。ただし横の判定が狭いので当てやすい技でもなく隙が小さい訳でもないのでそこまで使わない。当てるなら対空。当たっても連打しないこと。
【下強】★★★★
(発生 5F ダメージ 9.8(7))
地味強技。リーチこそ短いが回転率が高くガードされても不利なフレームが少ない。当てるといい感じに浮き上がるので追撃にも行きやすく上Bで撃墜することも可能。真価は崖狩り。崖掴まりにも当たるため崖の2F狩り(崖掴まりの瞬間の無敵じゃない時間)としてとりあえず置いておくと当たってそのまま撃墜出来たりする。復帰阻止に行くことの方が稀なのでやり得。
【横スマッシュ】★★★
(発生 15F ダメージ 25.1(20.7))
マリオのように炎は出ないのでリーチは短いがその分威力は破格。威力の割には発生も後隙も悪くないので撃墜%でチャンスだと感じたら積極的に狙ってもよい。釣られないようにだけ注意。
【上スマッシュ】★★★★★
(発生 9F ダメージ 19.7 )
発生・威力が優秀でガーキャンからも出せる文句なしのメインバースト技。攻撃判定が後ろから発生するので背面で撃った方が本当はいいがそこまでシビアに考えなくてもちゃんと当たってくれます。反転上スマも出来なくて良い。私は出来ない。
【下スマッシュ】★★★
(発生 5F ダメージ 14.1(16.9))
スマッシュとしては異例の発生。その分威力は控えめだが%が溜まっていればちゃんと撃墜出来るので低いということはない。前後順に攻撃する仕様上、全体フレームは長めなのでちょっとした反撃確定シーンで使用するのが好ましいが正直下スマでなければならない事はないのでそこまで使用頻度は高くない。
【DA】 ★★★
(発生 6F ダメージ 13.8(8.4))
持続の長さが強み。当てると真上に浮くので展開も良い。技としては優秀だが肝心のダッシュが遅いので振り回すには心許ない。使用用途は着地狩りと崖狩り。
【空中N】★★★★
(発生 3F ダメージ 7(14.1持続))
発生3Fで判定の強いお馴染みの暴れ技。ただし発生際よりも持続部分の方が威力が高いという特殊仕様により暴れに向いているかというとそうでもない。真価を発揮するのはどちらかというと着地の誤魔化し。いずれにせよ技範囲は非常に短いので見られると反撃確定、とりあえず入れ込んでいい技ではないです。
【空中前】 ★
(発生 16F ダメージ 14.1(21.1, 12.7))
超威力だがまぁ当たらん。当てるとしたらNBをちょうど噛み合わせるぐらい。ただそれも被弾をちゃんと確認してから上B等で取る方が良いので結局狙う技ではない。
【空中後】 ★★★★★
(発生 6F ダメージ 16.9(9.8))
発生・リーチ・威力・後隙どこをとっても優秀なのはマリオと同じ。当然撃墜も狙える威力をしているが立ち回りで多用するのでOPの関係上、撃墜機会は意外と少なかったりする。
【空中上】 ★★★★★
(発生 4F ダメージ 12.2)
空後と合わせて空中戦の要。発生が早く技範囲も悪くないので色んな攻撃から繋がりやすい優秀なコンボパーツでもある。撃墜はほぼ出来ないがダメージが高いのでメインの火力源。
【空中下】★★
(発生 16F ダメージ 16.9)
可もなく不可もなくなメテオ技。あると嬉しい場面もあるが出番はそんなにない。復帰阻止を狙うなら当てに行かずに崖に置く使い方を。
【NB:カプセル】★★★★★
(発生 17F ダメージ 7(5.6))
機動力の乏しいドクマリの生命線。カプセルで相手を動かしながら距離を詰めていきましょう。弾速が遅く当たると適度に浮き上がるので追撃にも行きやすい。繋げる技は空上が無難。上Bに繋げて撃墜出来るとかなり美味しい。
【横B:スーパーシーツ】★★
(発生 12F ダメージ 9.8)
一応あるよって程度の性能の反射技。発生も持続も範囲も優秀じゃないので安定しない。使う時はここぞという場面に絞りましょう。ちゃんとマリオとモーションが違う細やかな気配りは好き。
【上B:スーパージャンプパンチ】★★★★★
(発生 3F ダメージ 16.9(8.4))
復帰技としては弱いが攻撃技としては最強クラス。本作最速の3Fガーキャン攻撃にも関わらずえげつない威力をしているので当然バースト技としても頼りになる。意外と技範囲も広いのでNBや下強などでちょっと浮かせた時にもねじ込める。ただ外した時の後隙は膨大なので間に合うのであればガーキャンは上スマを選択するのが堅実。
【下B:ドクタートルネード】★★★
(発生 10F ダメージ 2.2×6 + 4.2)
これまた大変よく飛ぶ撃墜技。持続が大変長いので狙いどころは崖や着地狩り。ただし隙が大きく使い勝手のいい技ではないので使うならピンポイントで。下投げ下Bは撃墜%ではまず繋がらないと思っていい。ボタン連打で多少浮くので復帰にも。
【掴み】 ★★★★
(発生 その場 6F, ダッシュ9F, 振り向き10F)
ダッシュは遅いが掴み自体の発生は早い。かなり広い範囲で投げコンが繋がり火力も稼ぎやすい。後ろ投げは強力なバースト技なので崖を背負った際の反撃手段として優秀。
<立ち回り方>
なんとか近づく。近づいたら勝ち。
高火力、鈍足、低リーチキャラ。流れを掴んだ時には重量級を凌ぐ火力を発揮するが相手に近づくまでがまぁ大変。幸いそこそこ優秀な飛び道具を持っているので上手に使ってあげましょう。攻めの面ではバースト技をしっかりと把握しておけば困ることはありませんが防御面ではとにかく復帰が足を引っ張ります。復帰阻止で簡単に形勢を逆転されてしまうので序盤で先制しても最後まで気を抜かないこと。
1)基本の立ち回りについて
NBを撒いて相手に隙を作る、願わくばあちらから近づいてもらうのが全ての基本。急降下空Nで上から強引に密着展開を作るのも手。密着出来たらフレームの優秀さに物言わせて殴るもよし、掴んで投げコンでダメージ稼ぐもよし、ガードしてガーキャンから火力を取るもよし。とにかく密着展開を作ることに神経注ぎましょう。近づければ%自体は簡単に溜まるのでどうやってバーストするかを考えましょう。
2)主軸となる技について
接近出来るまでに重要になるのはNB、空N、空後。密着してからは割と何でもいいですが掴みとガーキャン上スマは強力なので意識しておくといいと思います。ダメージ稼ぎは浮かせたりジャンプさせたりして空上・空後を当てるのが楽だと思います。
3)最低限覚えるべきコンボ
【下投げー空上】
掴んだらとにかくこれ。確定帯が広くてダメージも高い。そして入力も簡単と言うことなし。相手のベク変にそれほど左右されないのも偉い。
【下強ー上B】
撃墜コンボ。下強はガードされてもほとんど不利のない優秀な技ですがリーチが短いので素だと当てにくい。崖狩りだけ狙うでもいいと思います。
4)復帰について
弱い。最弱候補。下Bで滞空時間を稼げますが狩られやすいポイントでもあるので使い方は慎重に。対空するだけで横には移動しないというフェイントも有効です。上Bの判定は強力ですがマリオと違って無敵が付かないので過信は禁物。空中移動回避も上手に使いましょう。
5)バースト手段について
上スマ、上Bが楽。どちらもガーキャンから狙うのが基本なので反撃チャンスを逃さないように。それ以外だと空後、後ろ投げ、横スマ、下スマあたりが使いやすい。火力が高い割にはバースト技は選ぶので撃墜意識はちゃんと持ちましょう。
6)復帰阻止について
あんまり行けないです。カプセルで嫌がらせして下強で崖掴まりを狩るのが基本。斜め上からの復帰については空後を狙って行きましょう。リスクはありますが真下からの復帰については空後で崖メテオを狙うのもあり。
7)ガーキャン行動について
上スマ、上Bが強いので撃墜%以外でも通ると思ったら狙っていいです。特に上スマは後隙が少なくガードされても手痛い反撃はないので振りやすい。上スマは背面から発生するのでガードした時の自分の身体の向きには気を配りましょう。
8)キャラ相性について
真面目に戦うとリーチ短いし鈍足だし復帰弱いしでキツくない相手の方が少ないです。ただそこらへんは重量級と同じでワンタッチの火力の違いで勝つキャラなんで一発一発のダメージの低い立ち回りキャラなんかには勝ちやすいです。弾キャラとか剣キャラとか近寄らせてくれない系は想像通り吐くほどキツいんですがね。
<実践動画>
VIP前後での対戦動画です。
1戦目(対クッパ)
リーチ差は厳しいですが相手は技の出が軒並み遅いので密着できてしまえば発生の早さで戦えます。復帰阻止は狙われやすいのでちゃんと相手の動きを見てから回避を切る。なんで亀より足遅いんじゃ…
2戦目(対セフィロス)
リーチ差も機動力差もキツ過ぎる。近づくことさえ出来ない。ダッシュガードとNBを上手く使って何とか接近しましょう。ガードを削られると漏れたり下スマで割られたりするのでそこは警戒。NBも安易に撒いていると簡単に後隙を突かれるのでこちらも注意。結局きついよ…
3戦目(対ダックハント)
鈍足キャラで弾キャラ相手にするのは本当に面倒。一応こちらは反射持ちですがあまり反射が有効に機能するタイプの弾幕ではないのであてには出来ない。やはり弾をジャンプで避けるかガードで詰めるかの使い分けが大事。上手くいかなくても捨て鉢にならない心を摘む戦い。
【執筆時ver. 11.0.1】