キャラ紹介

ドクターマリオ立ち回り解説/目指せVIP~魔境(ドクマリ)


VIPである程度勝てるまで使って新たな知見を得たので解説を更新しました。
前回よりキャラ固有の踏み込んだ内容が増えているので、これから初めて使いますって人やVIPに入れずに苦労していますって人に対しては少々重たいかもしれません。そういう場合は全てを取り入れようとせず実践できる範囲で参考にして頂ければと思います。


立ち回りについて

密着状態で無類の強さを発揮する反面、機動力が低く、近づくだけで一苦労な大変な典型的近接ファイター。重量級等と違い、技のリーチが軒並み短く雑に技を押し付けるということも出来ないので、相手への触り方はしっかりとパターンとして押さえておいた方が戦いやすいです。

①大ジャンプ飛び込み
剣キャラ等に横の間合いをリーチで埋められている時によく使用します。メインになるのは空N持続下り。当たればOK、ガードされても硬直差がかなり少ないので密着展開の読み合いを仕掛けることが出来ます。注意点は、空中横移動が遅いので、引かれて着地点に技を置かれるという行動にひどく弱いということ。

②内回避回り込み
近接キャラと言えばこれ。警戒されやすい行動なので多用はオススメできませんが、リターンに繋がりやすいのでここぞという場面で通していきましょう。崖に追い詰められた状態で切らされる内回避は弱いので、攻めの手段として使用する意識を持ちましょう。

③ダッシュガード
ガーキャン反撃がとにかく強く、ダメージ稼ぎから撃墜まで出来る上に投げコン持ち。特に全キャラ最速の3Fガーキャンである上Bの存在が大きく、根元でガード出来てしまえばほとんどの技に対して反撃が取れます。ガーキャンがこちらの攻めの起点になることも多いので、ダッシュガードで詰めるという動きを積極的に取り入れていきましょう。リーチ技を押し付けられ続けてシールド残量がゴリゴリ削られる、なんて展開になることも多いので、そうなったらちゃんと引いて回復を待つ意識を持つ。

④NB撒き
リーチの短いドクマリにとってNBは貴重な遠距離攻撃。これだけで待合い勝負を挑めるほどではありませんが、中々に優秀な性能。特筆すべきはやはりNBヒットから空中攻撃や上Bに繋がるという点。コンボを繋げるためには大ジャンプNBなど、前慣性をかけながら撃つ必要があるため、ガードされたり飛び越えられた時のリスクは伴いますが、後ろからNBを撒いていたずらに時間を消費するぐらいなら、リターンを意識して使用した方が良いです。

実戦動画

Dr.マリオVIP立ち回り解説【全キャラVIPのススメ:スマブラSP】


重要技について

DA
見た目以上に高性能な技。足が遅いのでそもそもDAでしか拾えないシーンが多い時点で重要な技ですが、持続当てから空上が繋がったりとリターン面でも期待値は高い。使用頻度として一番多いのは崖ですが、着地狩りや差し返しとしても使えます。ガードされたら隙だらけ、みたいなモーションのくせして実は不利フレームがかなり少ないのも評価ポイント。

<横強>
これも地味な見た目して実はかなり優秀な技。ドクマリの中ではリーチが長めという点と回転率が高いという点から横の差し合いにおいて雑に置いておくにはもってこい。コンボ始動になったりはしませんが、単発火力としても低くはなく、横に飛ばせるので外に出したりラインを回復したりと、横強を通す回数が上がると知らず知らずのうちに立ち回りが楽になります。
地上戦を上手く立ち回りに取り込めていないと感じる人は横強の使い方を意識してみるといいと思います。

<下強>
コンボ始動技。低%〜高%までコンボが存在し、上Bに繋いで撃墜も狙えるのでリターンの期待値は高い。技の全体フレームが短いのでガードされても反撃を取られる危険性は少ないですが、そもそものリーチが短すぎて上から技を被せられることが多く振りどころの難しい技。狙うのならば回避を通した時か崖攻め展開時に絞るのが無難。

<上スマ>
頼りになるガーキャン技。かなり振りやすいので撃墜狙い以外でもガードから反撃が取れると思ったらガンガン振って良い。注意点は攻撃判定が背面から発生するので、前方の相手への反撃には使いづらいこと。逆に背面への判定は広いので信用して良い。ガーキャン上Bの方が発生が早く表裏対応も出来るので決まる確信があるならば上Bの方が確実性は高いですが、外した場合のリスクを考えるのであれば上スマに軍配が上がる。
吹っ飛ばし方向がやや特殊で斜め上、しかも逆方向なので意外と撃墜しきれない場面も出てきますが、追い詰められた時にライン交換できるというメリットもあります。

参照元:https://ultimateframedata.com/

<空N>
いわゆるちょい出しキック族ですが、出だしが弱く持続が強いというかなり変わった性能をしています。そのため発生の早さを活かすと言うよりかは、先だし急降下で上から被せるという使い方がメインになります。
立ち回りの項でも触れましたが、横の間合いを詰めるのが難しいドクマリにとって、上から飛び込むという行動は非常に重要になるため、この技の使い方が勝敗を左右すると言っても過言ではありません。
コンボ始動技として使い方、崖攻めでの使い方など活躍の場面は多岐に渡るため、そこらへんについては後述。

<空上>
攻撃範囲・発生・回転率、全て見た目通りのシンプルな強さ。使い勝手も抜群で空上らしく対空で使うも良し、ガーキャンからの反撃で使うも良し、コンボパーツとして使うも良し。マリオと違い横に飛ばすため、複数回まとめて入ることはほぼありませんが、単発火力が高いのであまり気になりません。なんなら撃墜出来る点はメリットです。
便利な技なのでついつい空上で妥協してしまうことが多くなりますが、多用する都合上、OP相殺が気になるのでコンボの締めとして上Bが狙える時はちゃんと上Bを狙っていくことで撃墜力を高めることが出来ます。

<NB>
貴重な飛び道具。単発ダメージとしてはたかが知れていますが、当たると軽く浮き上がるのでコンボ始動になる中々に凶悪な性能。マリオのNBよりバウンドが大きく、上を飛び越えようとした相手に引っ掛けやすくなっていますが、反面、下を潜られるリスクは高くなっています。コンボを狙う都合上、大ジャンプから使用する機会が多いので、ダッシュの速い相手に撃つ場合には距離感を意識したい。
NBが無いと相手に待たれる一方なので適宜撒いて圧をかけて行きたいところですが、手癖になりやすい技でもあるので、一発一発意図を持って撃ちましょう。

<上B>
発生3Fの全キャラ最速のガーキャン反撃。当然反転もできるので表裏両対応な上に見た目以上に前方への当たり判定が広い。おまけに撃墜力も高いと言うことなしの強技。
外した時のリスクは高いので全ての反撃を上Bで狙う必要はありませんが、上Bでなければ取れない場面も多いので要所要所で決めていきましょう。
使いどころはガーキャンのみに止まらず、後述のコンボの締めとして運用したり、確定反撃場面での唯一の撃墜択になったりと、発生の早さから活躍の場が多い。咄嗟に選択できるように普段から撃ち慣れておきましょう。

参照元:https://ultimateframedata.com/

キャラ固有テクニック

<復帰距離伸ばし>
大きく外に飛ばされた場合、下Bで距離を稼いでからジャンプ・上B・移動回避を駆使して復帰するのが基本となりますが、下Bの後には慣性の掛からない硬直フレームが存在します。この硬直は行動することでキャンセルが可能なので、全体フレームの短い空上などでキャンセルすることで若干ですが横の移動距離を稼ぐ事が出来ます。
これによって復帰が滅茶苦茶変わる訳ではありませんし、下Bの後は狙われやすい場面でもあるので技を振らない方が良い場合もありますが、わずかな距離でも大事になるキャラなので知っておいて損はないです。

着地狩り拒否
落下速度が遅く、空中横移動が低いので着地がとても弱いです。空Nの判定頼りで着地することが多くなりますが、いくら判定が強いと言ってもリーチが短いので武器判定持ちなんかにはもちろん勝てません。勝てない喧嘩を売っても一生浮かされるだけなので、ヤバい空上持ち相手には大人しく回避を切りましょう。回避も急降下N回避で着地するのか移動回避で軸をズラすのか択を散らすこと。

復帰阻止
ワーストクラスで復帰が弱いので、復帰阻止で外に飛び出すのは当然リスクが伴いますが出来ない訳ではないです。むしろ空Nの性能的に結構強いです。復帰が弱く小突けば倒せる相手に限り、不意を突く一手として用意できると刺さることもあります。

<崖攻めパターン>
崖攻めがものすごく強いのでしっかりとパターンを頭に叩き込んでおきましょう。

①空N置き
持続の長い空Nを持ってるならまずはこれ。崖上に空Nを置いておくだけでその場・ジャンプ上がりを狩れます。相手のミス依存ですが攻撃上がりを躱してくれることもあります。
ドクマリの空N置きが他のキャラと一味違うのは、持続の方が威力が高い上に、それが撃墜出来るレベルなので相手にかかる圧が段違いです。上手く急降下を調整してその場上がりに持続が重なるように振りましょう。

②DA・下強崖狩り
崖掴まりに当たるDA・下強を相手の復帰に合わせる、もしくは崖掴まりっぱなしを咎める。DA持続も下強も復帰阻止のように外に出るリスクを冒さずに、当たればコンボで撃墜が狙えるので期待値も十分。全体フレームが短いので外してもすぐに次の行動に移れるのも良好。

③ガード置き上スマ
前述の空N置き、DA・下強崖狩りを見せる事で相手の攻撃上がりを誘う作戦。これがかなりハマるのでむしろこっちを本命択だと認識しても良いかもしれません。特にDAの後隙が見た目以上に短く、釣りやすいのでDAを外した後は必ず意識しておく事。とどめを刺す技は別に上スマでなくても構いませんが、攻撃上がりのモーションによってはめくられる可能性があるのでそこだけ注意。

コンボについて

実際に使用している実戦向きなコンボだけ厳選して紹介します。

<下投げ-空上 or 上投げ-空上>
基本の投げコン。下Bに繋げたり空後に繋げたり、%によってバリエーションはありますが、基本は空上で良いです。確定帯が広くダメージも悪くないので、単純ですが毎回これをしっかり決めるだけで気づいたら撃墜帯になっています。0%だと下投げから繋がらないキャラがいるので低%時のみ上投げ推奨。ダメージも上投げの方が高いです。

<NB-上B>
すでに何度か触れた最強撃墜コンボ。飛び道具からの撃墜はやはり凶悪。前慣性ジャンプからNBを出す必要があるので不用意なリスクを負わない撃ち方を意識すること、そして当たったら必ず追撃に行く準備をしておくことが大事。

<空N-掴み or 横強>
低%限定コンボ。空Nの持続部分から掴みや横強が繋がります。立ち回りで多用する下り空Nから始動するので使用頻度もかなり高く、きっちり決めておきたい。掴みの方がそのまま投げコンで更なるダメージが期待できるのでオススメですが、私は横強で妥協してしまいがち。良くないですね。

<下強-上B (空上 or 横強)>
撃墜コンボ。リーチの短い下強をいかにして当てるかがカギになる。前述の通り、回避を通した時か崖掴まりに合わせるのが無難でしょう。中%帯から上Bに繋がりますが、空上で妥協することも可能。また、上Bの繋がらない低%時は横強で締めることが出来るので一応、どの%帯で当ててもリターンは期待できますが、下強が振りやすい技ではないので上Bで撃墜したい時以外に狙う必要はないでしょう。

 

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