私的VIPランク:つらい (64/82位)
特殊操作キャラ。スマforから参戦したキャラ癖が強いのよ。難しい要因は立ち回りの主軸となる弱・横強・空N(通称:豆)の使い方が他のキャラと違いすぎること。これだけでロックマンを断念する人も多いと思います。私も例にもれずちょっと触って「あ、ダメだこれ」と思ったので豆は捨てることに決めました。ロックマンは他にも優秀な技が多いのでVIPまでであれば豆無しでも十分に通用する立ち回りが可能です。私はそれでVIPまでゴリ押しました。使ってみると分かりますがキャラパワー自体は高いので後は技の癖とどう向き合って行くかだと思います。ちなみに最後で紹介する実践動画では解説できるように頑張って豆を使用していますがやはり頻度は少ないです。
<技解説>
個人的な重要度を「★」で5段階評価
【弱】★★★
(発生 7F ダメージ 2.4(1.2)×3)
豆。これを軸に相手を近寄らせない立ち回りを展開するのがロックマンの基本戦術。しかし扱いが難しく、上手く使えないと雀の涙ほどのダメージと引き換えに重たい一撃をもらうハメになります。正直使いこなせないならば全く使わない方が安定します。密着拒否の牽制での使用が主なのでとにかく隙を生じさせない運用方法を考える。横強・空Nに移行して動きながら撃つことも必要。また必ず3発撃ち切る必要もないと頭に入れておきましょう。
【横強】★★★
(発生 7F ダメージ 2.4(1.2)×3)
歩きながら出せる豆。弱からシームレスに移行出来るため状況に応じて距離を詰めましょう。弱同様、吹っ飛ばしは全く無し。
【上強】★★
(発生 6F ダメージ 20.4(14.4, 9.6))
ハイリスクハイリターンの撃墜技。素で当てられる技ではないのでNBアイテム投げからコンボで当てるのが基本。持続は長いが出だし以外は全てカス当てなので撃つ時は密着状態で。
【下強】★★★★
(発生 5F ダメージ 9.6(6))
発生が早めで移動距離が長いので密着時の誤魔化しに使える。ガードもめくってくれるので崖際に追い詰められた時のライン回復にも使用できるが読まれやすい手なのでほどほどに。着地狩り・後隙狩りにも使用していました。
【横スマッシュ】★★★★
(発生 19F~ ダメージ 13.8)
飛び道具を放つ特殊なスマッシュ。ホールドで威力と共に飛距離もアップ。吹っ飛ばし力は高くないが崖際高%であればちゃんと撃墜出来る偉い技。撃墜出来なくてベクトルがほぼ真横なので復帰阻止展開として良好。発生が遅いのでしっかり距離を取って使用する必要はあるが適切な間合いであれば反撃を取られないので割と気軽に使えるのも嬉しい。弾速が早すぎず遅すぎずで相手のその場回避、内・外回避全狩り出来るのが強い。私はつい回避したくなる崖上がり展開で使用してました。
【上スマッシュ】★★★★★
(発生 8F ダメージ 2.4 + 1.8×5 + 7.2 )
発生が早く技範囲も悪くない。ガーキャンから撃墜出来る選択肢として非常に重要な技。吹っ飛ばし力は控えめだがダメージが溜まっていればちゃんと撃墜出来るので問題ない。ダメージも高いので撃墜以外でも隙があれば狙っていって良い。
【下スマッシュ】★
(発生 17F ダメージ 20.4(16.8, 10.8))
発生が遅い代わりに威力が高い系のスマッシュ。カス当てにはなるが持続も長い。ただ当てられる場面は少なく外した時のリスクも高いため正直使わなくていいと思います。
【DA】 ★★★
(発生 8F ダメージ 1.4×7 + 4.8)
持続の長さを活かして着地狩りや後隙狩りに使用します。下強でも同じような使い方が出来ますがダメージはこちらが上。後隙は大き目なので確定場面以外では使用しない。
【空中N】★★★
(発生 7F ダメージ 2.4×3)
空中版の豆。弱や横強と違い近距離で当てるとある程度吹っ飛ばす。弱や横強から空N密着当てに移行して吹っ飛ばすのが強いらしいがまぁ出来ない。出来る人はやればいいと思いますが難しいので後ろに引きながら豆を撒くのが空Nの基本的な使い方だと思ってもらって差し支えありません。
【空中前】★★★★★
(発生 9F ダメージ 10.2(9.6, 6))
重要技。攻撃範囲が広い上に発生も悪くなく非常に使い勝手の良い技。豆がちゃんと使えない系ロックマンの立ち回りの要。空前で相手の飛び込みを逐一落として密着を拒否しましょう。高%であれば撃墜まで出来ちゃう優れものですが、単発威力が低いので何度も当てる必要がありOPがかかりやすいのが悩みどころ。
【空中後】 ★★★★★
(発生 4F ダメージ 3.6 + 4.8 + 6)
発生早い、範囲広い、威力高い、持続長いとインチキクラスに強い空後。もちろん立ち回りから撃墜まで頼りになります。着地隙はあるので対地で使うなら先端意識は大事。あまりこの技で自分から差し込むシチュエーションにはなりませんが。小ジャン最速で振っても地上の相手にちゃんと当たるのでガーキャンで使用するのも強力。
【空中上】 ★★★★
(発生 11F ダメージ 3.6(2.4, 1.2)×n + 2.4)
真上に射程の長い飛び道具を放つ特殊な空上。打ち上げた相手への嫌がらせ性能もさる事ながら近距離で当てた時のダメージが美味しいのでつい狙いたくなる技。ただ警戒していれば避けるのは容易く落下速度の速い相手であればそのまま反撃を取られる危険性もある。闇雲に撃たずに空前で取れる範囲はちゃんと空前で拾う意識が大事。
【空中下】 ★★★
(発生 23F ダメージ 16.8(14.4))
メテオ判定の飛び道具を放つ空下。発生は遅いが射程はそこそこ長く、何より外した時のリスクが低いのが最大の長所。真下からしか復帰出来ない系のキャラには積極的に狙っていい。ただ空後で追える範囲であれば空後で復帰阻止を狙った方が確度は高いので状況判断は大事。
【NB:メタルブレード】★★★★★
(発生 16F~ ダメージ 6×n)
そのまま投げることも出来るし下に投げてアイテム化する事も出来る優秀な飛び道具。アイテム化する事でガーキャン投げが可能になり、投げる際の後隙が通常使用時に比べて減るので攻撃面でも防御面でも強化される。また空中からその場落としも可能になるため相手からすると厄介。ヒット確認からの追撃もアイテム投げからでなければほとんど間に合わないので出来ればアイテム化してから使用したい技ですが、毎回アイテム化していると回転率が落ち攻撃が単調になってしまいがちなので個人的にはたまにアイテム化するぐらいの頻度でバンバン投げた方がいい気がしてます。
【横B:クラッシュボム】 ★★
(発生 20F ダメージ 1.2×5 + 4.8)
相手に付着して一定時間後に爆発する特殊な飛び道具。付着している相手に当たると爆弾がこちらに移る。壁に付着することも可能で主な使い道は外に出された時に崖にくっつけて、爆発で崖展開を誤魔化すこと。後は相手とものすごく距離が離れていて暇な時に撃つぐらい。無敵中の相手にもくっつけることが出来るので撃墜後の復帰台上の相手にくっつけるのも良し。いずれにせよそこまで出番のある技ではありません。
【上B:ラッシュコイル】 ★★★★
(発生 -F ダメージ -)
上昇量が多く使用後に尻餅落下にならない強力な復帰技。ジャンプと上Bと移動回避を組み合わせることで多彩な復帰ルートを選択できる。もちろん先に上Bを消費してからジャンプを切るのもあり。上昇中はわずかな無敵時間以外は基本無防備なのでルート選択が生存率を高めるカギ。
【下B:リーフシールド】★★
(発生 9F ダメージ 1.8×n + 4.5)
シールドとは言うものの無敵が発生する訳ではなく、攻撃判定のある葉っぱを周囲に展開する技。使用後しばらくは動けるが一定時間後は必ず発射する必要があるため、ガードしている相手に纏わりつき続けていると隙を晒す羽目になるのでガードされたら遠くに逃げること。それが難しくて私は全然使用できませんでした。主な発動タイミングは着地狩り拒否。近距離攻撃しかないキャラに特に効果的です。
【掴み】 ★★★★
(発生 その場 6F, ダッシュ9F, 振り向き10F)
発生が早く範囲もそこそこ。近距離で素早く出せる技が少なく相手にガードさせる機会も多いので使用頻度は高い。投げは中%までは下投げから投げコン、それ以降は前後投げで外に出して復帰阻止展開に持っていくのが基本。高%崖際であれば後ろ投げで撃墜も可能。
<立ち回り方>
豆は無くとも何とかなる
※豆を上手く使いこなせないので使わない前提での解説になります。実践動画では解説用にこれでも頑張って使っていますが、初めてVIPに入れた時は全く使いませんでした。
1)基本の立ち回りについて
NBで相手を動かして近づいてきたら空前・空後で迎撃、もしくは掴んで投げる。 NBだけではなく豆も使って牽制出来ると隙が少なくなりますがそこは自分の腕と相談。空前で相手の飛び込みを叩くことが何より大事なので NBを投げる事に夢中にならずに相手の距離の詰め方に注目する。弾キャラ全般に言える事ですが、常に崖際まで下がって戦っているとジリ貧になりやすいので、優勢な時にはこちらから距離詰めて相手を崖に追いやる動きも必要になるので意識してみましょう。
2)主軸となる技について
NB・空前・空後・掴み。この4つの技さえ使いこなせれば十分に戦えます。特に空前は攻撃範囲・持続・回転率が優秀な立ち回りの要。ロックマンの技は全般的に単発のダメージ自体は高くなく、コンボで一気に稼げる訳でもないので回数を当てる必要があります。一発一発丁寧に技を振っていきましょう。
3)最低限覚えるべきコンボ
【下投げー空前 or 空後】
低%~中%まで確定帯の広いお手軽コンボ。崖を背負っていなければとりあえずこれで良いです。反転入力は必要ですが空前を空後とすることでダメージがアップします。
【NB(アイテム投げ)ー掴み】
メタブレをアイテム化してから投げることによって後隙が減りコンボが繋がるようになります。アイテム化することによってガーキャンで投げることが出来るので反撃手段としても強力。至近距離で当てることが出来れば掴みではなく上強が入るので早期撃墜を狙えたりします。
4)復帰について
基本は上Bで下から復帰になりますが、上B使用後も尻餅落下にならずジャンプ、移動回避が使用できるため復帰ルートの選択肢は豊富。上Bに攻撃判定が無く、行動を読まれると無防備に近い状態なのでルートの工夫で何とか躱しましょう。上Bを先に使用してからもジャンプすることも可能です。
5)バースト手段について
空後か上スマ。空後は対空で狙うも良しガーキャンで狙うも良し復帰阻止で狙うも良し。とにかく強い技なので撃墜以外でもガンガン狙っていきましょう。OPがかかりやすくはなりますがそんなの気にしない。上スマはガーキャンから狙うのが基本。それ以外だと崖上がりに横スマを合わせるのがおすすめ。いずれにせよ最終的には後ろ投げや
空前でも撃墜出来るようになるのでバースト拒否されても焦って立ち回りを崩さないこと。
6)復帰阻止について
上Bのおかげで崖外での行動可能時間が長いため強力。狙う技は空後がベストですが上から復帰に対しては上方向のカバー範囲が広い空前も選択肢。真下からの復帰に対しては空下メテオが刺さる相手には刺さるので状況を見て狙っていきましょう。
7)ガーキャン行動について
正面なら掴み、背面なら空後、密着状態かつ大きめな後隙なら上スマ、どれも厳しそうならやり過ごす。中でも空後は発生が早く拾える範囲も広めなので積極的に狙っていきたい強力な反撃手段。メタブレをアイテム化して持っている場合はアイテム投げも選択肢に入ってきます。
8)キャラ相性について
思ったより割と誰でも行ける印象。相手の飛び道具に対して豆が非常に有効に働いてくれますが使いこなせないと上手く捌けないので弾幕張ってくる相手はちょっと面倒でした(実践動画3戦目トゥーンリンク戦参照)。
<実践動画>
VIP前後での対戦動画です。
1戦目(対キングクルール)
図体がデカいので技が当たりやすく密着拒否がやりやすい。1発1発の威力が違うので優勢に攻めていてもちょっと触られるとすぐに追いつかれてしまいます。1発も食らわないぐらいの気持ちで近寄らせない立ち回りを徹底しましょう。相手が飛び道具を多用するようなら豆で妨害できると良い。
2戦目(対ケン)
分かりやすい触られたら負けなカード。ワンタッチで稼げるダメージが違いすぎるので密着拒否を徹底し続ける。最後まで油断しない。相手は上からの差し込みがメインになると思われるのでジャンプを見たらちゃんと空前で叩き落すのが最重要課題。復帰阻止も決めやすい部類なので積極的に。
3戦目(対トゥーンリンク)
弾幕系飛び道具使い。飛び道具には豆が強く出られますが全て撃ち落として渡り合おうと思うとかなりの練度が必要なのでほどほどに。妨害程度にとどめておくのが好ましい。相手は近距離攻撃も優秀なので近づいても遠ざかっても相手に有利にことを進められてしまう面倒なカード。焦らずしっかりと隙を突くのが何より大事。丁寧な立ち回りこそロックマンの奥義。
【執筆時ver. 11.0.1】